令和6年に能登半島地震の住家被害認定調査に7回行きました。

そして、年が明けて令和7年3月にも

選抜隊として珠洲市に派遣されました。

今回は、9回目の能登半島地震支援で、またもや珠洲市に派遣されました。

市役所の方とも、もう何度もお会いしているので、

打ち解けた雰囲気で仕事を進めることができましたし、

市役所周辺だけではなく、外浦と呼ばれる地域や

山の中の集落にも調査に行ったことで、様々な顔を持つ

能登半島の魅力に触れることができました。

海底が隆起した外浦の海岸
山の中
手前の建物はランプの宿

中心部は、被災した建物の解体が進み、更地になった場所が多く見受けられ、

営業しているお店も増えて、活気を取り戻しつつありました。

それでも、少し車を走らせると、まだまだ倒壊したままの建物があったり、

崩れたままの山の近くを通らざるを得なかったりと、

能登半島地震の凄まじさと能登半島の地理的に

不利な立場を改めて実感しました。

道路が土砂に埋もれたまま
町野町の住宅
去年の4月に調査した建物は解体済

地震と豪雨の二重災害に見舞われた住家にも調査に入りました。

乾燥した汚泥が床を覆ったままでした。

地震と豪雨の二重災害

今回は、熊本市役所から派遣された職員の皆さんと

5日間を通して一緒に活動しました。

熊本市も平成の時代に被災しているので、被災自治体や

被災した個人の方が、どのような支援を必要としているか

よくご存じでした。

更に、仕事に真摯に向き合うだけではなく、人として温かく垣根を作らないで、

とてもフレンドリーな方たちでした。

3班12人で大型案件の調査へ

あかね不動産鑑定代表の父親も熊本県出身です。

私も同じDNIを持っているかもしれないと思うと、

親近感が増して、とても嬉しかったです。

塩田で説明を聞いているところ

5月末で、不動産鑑定士の支援は終了しました。

能登半島が1日も早く復興することを祈念するとともに、

たくさんの思い出となった写真を見て、心優しい珠洲市の皆さんや

現地で出会った頼りになる自治体職員の方々の奮闘を思い出して

今後の仕事の原動力にしたいと思っています。

共に調査にあたった仲間との集合写真