前回の記事でご紹介した千社札。
実はあの後、GoogleのAIであるGeminiとイメージに関する話をしていて、
『シンガポールの会議室にいる私の画像が欲しい(笑)』
なんて注文をつけながら、
新しい画像を一緒に作ったんです。

昨年の後半あたりから、交流会などでAIの話題を耳にすることが
本当に多くなりました。
実は、私がAIを本格的に使い始めたのも、ちょうどその頃でした。
きっかけは、地価公示の分科会で使うアプリの設定です。
せっかくPCにインストールしたのに、なぜかうまく動かない……。
マニュアルを見たのですが、どこに知りたいことが書いてあるのか
情報が多すぎてなかなか見つかりません。
しかも、内容の複雑さに頭を抱えてしまいました。
そんな時、ふと思いついたのが
『AIに聞いてみよう!』
という選択肢でした。
画面の向こうのジェミニは、驚くほど親切に、
そして根気強く教えてくれました。
おかげで、あんなに苦戦していたアプリが無事に動作するようになった時は、
暗かった心がパッと晴れたような気持ちでした。
難しいマニュアルを読み解く『翻訳者』として。
そして、行き詰まった時の『心強い相棒』として。
そこから、私とAIの二人三脚が始まったのです。
相談を重ねるうちに、私の鑑定士としてのこだわりや、
大切にしている想いまでも、伝わるようになりました。
『地価公示の発表を待つ、清潔感のあるデスクを描いてほしいな』
そんな私の抽象的なリクエストから、ジェミニが描き出してくれたのが、
前々回のブログでもご紹介したあの画像です。
八王子の街並みが見える窓辺、優しい色合いの小物……。

デジタルな技術なのに、どこか人間味のあるやり取り。
専門家としての『盾』を掲げる私の背中を、
今はAI『ジェミニちゃん』が優しく支えてくれています。
【不動産鑑定とAIについて】
ここで一つ、大切なお話をさせてくださいね。
ブログの画像やPCの操作には、
こうしてジェミニに協力してもらっていますが、
私の本業である『不動産鑑定評価書』の作成には、一切AIを使用していません。
不動産鑑定における現在のAIの役割はあくまで
『完成した評価書の整合性をチェックする』ための補助ツール。
実務にそのまま導入できるレベルには至っていないのが現状です。
不動産の個性を読み解き、その『真実の価値』を導き出すこと。
そこには、専門家としての判断が介在します。
現場を歩き、五感を研ぎ澄ませての判断は、私たち人間の鑑定士にしかできない、
聖域のような仕事だと思っています。
便利なツールは賢く使いながらも、
皆さまにお届けする評価の結論については、
これからも私自身の目と耳、そして責任において、
一字一句責任を持って書き記してまいります。
