ロックダウン直前のロンドン

こんにちは。 先日、ホームページのトップ画像を

ロンドンの街並みに変えました。

20代の頃に語学留学でイギリス南部のイーストボーンに

1年ちょっと住んでいました。

そんな私にとってロンドンは、日本人の学友たちと週末に何度か通った、

青春の記憶が詰まった場所です。

帰国後も、ロンドンに住む友人を訪ねたり、

スペインの友人の結婚式へ向かう途中に立ち寄ったりと、

人生の節目節目でご縁がある、第二の故郷のような街でもあります。

最後に訪れたのは6年前。

ちょうど世界が大きく変わる直前、

ロックダウンの足音が、ひたひたと聞こえてくるようなタイミングでした。

コロンビア・フラワー・マーケットにて

イギリスの建築物

イギリスを歩いていてワクワクするのは、

100年以上前の建物がごく当たり前に、

現役で大切に使い続けられていることです。

私がホームステイをしていた家がある地域もそうでした。

敷地内には、かつて馬をつないでいた名残のスペースがある一方で、

車を停めておくガレージはありません。

道路から自宅の敷地に入ると、すぐに玄関。

そのため、古い街並みの道沿いにずらりと車が並ぶ、

『路上駐車』が日常の風景でした。

ロンドン郊外の住宅地域

日本は夏場の湿度が高く、自然災害も頻発するため、

古い建物を適切に維持管理して使い続けるのが難しいのですが、

イギリスで触れたこの『古いものを大切に使い続ける文化』には、

大きな感銘と影響を受けました。

ロンドンの中心街を歩いていると出会う、

赤レンガと白い装飾が美しいヴィクトリアン様式の街並み。

トップ画像に使っている写真

よく見ると、円筒形の小さな塔(タレット)や煙突があったり、

屋根の形が一つひとつ違っていたりと、同じような外観でも

意匠を凝らしているのがわかります。

100年以上経っても古びるどころか、年を追うごとに街の格式を高めていく。

鑑定評価の際に、時が経つにつれて建物が傷んでいく「経年減価」を反映するのですが、

イギリスの建物はそれとは逆で、時の経過で価値を増す「経年増価」なのかもしれないと

思ったりしました。

ロンドンのリバティ百貨店

ロンドンに行くと必ず立ち寄るのが、

このチューダー様式の美しい建物、リバティ百貨店です。

このお店は、私のような洋裁人が至福の時を過ごせる場所

リバティプリントは、同じ柄でも英国産と日本国内産では少し違いがあります。

私の感覚では、国内産の方が手触りがより柔らかく、艶もあって、

日本人の肌の色に馴染む繊細な色付けがされているように感じます。

そんな私が、次に向かうのはシルクロードの拠点、ウズベキスタンです。

無事に予約できた列車に乗って、タシケントからサマルカンドへ。

古き良き建物を守り続ける街の息遣いを、またこのブログでご報告できればと思います。